「豚ハラミを焼いたら、なんか独特の臭いがする…」「下処理したつもりなのに、まだ臭いが残ってる気がする」
豚ハラミを焼いたのに臭いがキツイと、せっかくの料理が台無しになっちゃいますね。
放っておくと、臭みが苦手で豚ハラミを敬遠しちゃうかもしれません。
そこで今回は、豚ハラミの臭みの原因や誰でもできる簡単な臭み取りの方法、美味しい調理法について紹介します!
- 豚ハラミの臭いの原因
- 豚ハラミの臭みを取る方法3選
- おすすめの美味しいレシピ


豚ハラミが臭い原因とは?

豚ハラミは、焼肉店や家庭料理で人気の部位ですが、調理前に「臭いが気になる」と感じることがあります。
その原因を知り、適切な下処理をすれば、臭みを抑えて美味しく楽しめるはずです。
なぜ豚ハラミは臭いが強くなりやすいのか、その要因を詳しく解説します。
まずは、豚ハラミの部位の特徴から見ていきましょう。
豚ハラミの部位と特徴
豚ハラミは、豚の横隔膜にあたる部位になります。内臓肉の一種ですが、実際には筋肉の一部であり、赤身と脂身のバランスが良いのが特徴です。
一般的に「ハラミ」と聞くと牛ハラミを思い浮かべるかもしれませんが、豚ハラミは牛ハラミよりも脂が多く、食感もやや柔らかめです。しっかりと焼くことで、脂の甘みと旨みが際立ちます。
しかし、豚ハラミは内臓に近い部位のため、血や脂に由来する独特の臭みが出やすいという特徴もあります。
豚ハラミの臭みの主な原因
豚ハラミの臭みの原因はいくつかあります。主な要因は以下の3つです。
- 血や脂の残り:処理が不十分だと、血や脂が酸化し臭みが発生する
- 内臓特有の匂い成分:内臓に近い部位なので、特有の香りがある
- 時間経過による臭いの変化:保存状態が悪いと臭いが強くなる
特に、血や脂は時間が経つと酸化しやすく、臭みの原因となります。
そのため、調理前の下処理がとても重要です。
鮮度や保存方法の影響
豚ハラミは、鮮度が落ちると臭みが強くなります。
特にスーパーなどで購入した際に、冷蔵保存のまま長期間置いておくと、徐々に臭いが増すので注意が必要です。
- 購入後はできるだけ早く調理する
- 使わない場合は小分けにして冷凍する
- 冷蔵保存する場合は、密閉容器に入れ、なるべく空気に触れないようにする
新鮮な状態で食べることが一番ですが、すぐに調理できない場合は、適切な保存方法を心がけることで臭みを抑えられます。

次は、豚ハラミの臭みを取る具体的な方法を紹介します!
豚ハラミの臭みを取る基本の方法3選


豚ハラミの臭みを抑えるためには、下処理が重要です。特に、血や脂の残りを取り除き、余分な臭い成分を取り除くことで、旨みを引き出すことができます。
ここでは、簡単にできる基本の方法を3つ紹介します。どれも手軽に実践できるので、ぜひ試してみてください。
これらの方法を組み合わせることで、より効果的に臭みを取り除けます。
塩もみ・酢洗いで臭みを除去
最も手軽な方法が「塩もみ」と「酢洗い」です。
豚ハラミに塩をまぶして軽くもみ込み、10分ほど置いてから流水で洗い流すと、血や臭み成分が抜けやすくなります。塩には、タンパク質を引き締めて臭い成分を溶け出させる効果があるんですよね。
また、酢水(酢と水を1:3の割合で混ぜたもの)に5分ほど浸けることで、酸の力で臭みを中和できます。
- 塩もみ→臭み成分を引き出す
- 酢洗い→酸で臭みを中和する
この方法は時間がかからず、すぐにできるので、調理前のひと手間として取り入れるのがおすすめです。
牛乳や酒に漬けて臭みを軽減
牛乳や酒には、臭み成分を包み込んで和らげる効果があります。
牛乳に30分ほど漬けると、臭いのもととなる成分が吸収され、まろやかな風味になります。特に、ミルク風味が合う洋風の料理(ガーリックバター炒めなど)に最適です。
また、日本酒や料理酒に20分ほど漬けるのも効果的です。アルコールが臭みを飛ばし、肉の繊維を柔らかくするので、焼き料理にも適しています。
- 牛乳→まろやかに仕上がる(洋食向き)
- 酒→臭みを飛ばして柔らかく(和食向き)
調理する料理に合わせて、漬ける液体を使い分けると、より美味しく仕上がります。
下茹でして余分な脂や臭みを取る
最後に紹介するのが、下茹で(湯通し)する方法です。
沸騰したお湯に豚ハラミを入れて、30秒〜1分ほど茹でるだけ。これにより、余分な脂や血が落ち、臭みが和らぎます。
- 短時間でサッと茹でる(長時間茹でると硬くなる)
- 茹でる前に酒を加えるとさらに効果的
特に、炒め物や煮込み料理に使う場合は、下茹でしておくことで仕上がりが格段に良くなります。



ここまで下処理の方法を紹介しました。次は、美味しく食べるレシピを見ていきましょう!
豚ハラミを美味しく食べるおすすめレシピ3つ


下処理をしっかり行えば、豚ハラミは驚くほど美味しくなります。ここでは、簡単に作れる定番レシピを3つまとめました。
焼き物や炒め物など、料理のバリエーションを増やすことで、飽きずに楽しめます。
シンプルな塩焼き
豚ハラミの旨みをストレートに楽しむなら、塩焼きが一番です。
強火で焼くことで表面がカリッと香ばしくなり、中はジューシーに仕上がります。ポイントは、焼く直前に塩を振ること。早めに塩を振ると水分が出てしまい、旨みが抜けるので注意しましょう。
- 豚ハラミ(200g)
- 塩(適量)
- 黒胡椒(お好みで)
- レモン(仕上げ用)
フライパンまたはグリルで、片面を中火〜強火で焼き、焼き色がついたら裏返します。火を通しすぎると硬くなるため、焼き時間は短めがベストです。
焼きあがったらレモンを絞っていただきましょう。シンプルながら、豚ハラミの旨みを最大限に引き出せるレシピです。
旨みたっぷりの味噌漬け焼き
味噌のコクと豚ハラミの濃厚な旨みが絶妙にマッチするレシピです。
味噌に漬け込むことで、臭みを抑えながらしっかりと味が染み込みます。前日に仕込んでおけば、焼くだけで完成するので、忙しい日にも便利です。
- 豚ハラミ(200g)
- 味噌(大さじ2)
- みりん(大さじ1)
- 酒(大さじ1)
- おろしニンニク(小さじ1)
ポイントは、すべての調味料を混ぜ、豚ハラミを30分〜1時間漬け込むこと。フライパンまたはグリルで焼くだけで、甘辛い味噌の風味が絡んだ美味しい一品が完成します。
漬ける時間を長くすると味がより染み込み、より深みのある味わいになります。
ピリ辛のスタミナ炒め
にんにく&辛味のパンチが効いた、食欲をそそるレシピです。
豆板醤やコチュジャンを使うことで、豚ハラミの濃厚な旨みを引き立てます。ガッツリ食べたい時にぴったりの一品です。
- 豚ハラミ(200g)
- 醤油(大さじ1)
- みりん(大さじ1)
- 豆板醤(小さじ1)
- コチュジャン(小さじ1)
- おろしニンニク(小さじ1)
- ごま油(大さじ1)
フライパンにごま油を熱し、豚ハラミを炒めます。火が通ったら調味料を加え、強火でサッと炒め合わせれば完成です。
仕上げに白ごまや刻みネギを散らせば、さらに風味がアップします。



豚ハラミの臭みをしっかり取れば、どんな料理でも美味しく楽しめますよ!
まとめ|豚ハラミの臭みを取って美味しく食べよう!
今回は、豚ハラミが臭い原因や簡単にできる臭み取りの方法、美味しく食べるレシピについて紹介しました!
- 豚ハラミ臭いの原因は、部位の特徴や鮮度・保存状態
- 塩もみ・酢洗い、牛乳漬け、下茹でが臭い対策に効果的
- 塩焼き・味噌漬け焼き・ピリ辛炒めで美味しく食べよう
豚ハラミの臭みは、脂や血の成分が原因でした。塩や酢で洗ったり、牛乳や酒に漬けることで臭みを抑えられます。また、下茹ですることで余分な脂を落とし、より食べやすくなります。
調理法としては、シンプルな塩焼きやコクのある味噌漬け焼き、ピリ辛のスタミナ炒めが特におすすめです。



試してみたら、臭みがかなり取れて美味しくなったよ。これなら安心して豚ハラミを楽しめる!
豚ハラミの魅力を引き出す方法を知って、料理のレパートリーを広げてみてください。
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